ひとりであってひとりでない。

思い出す。

あの日あの時、「私はひとりなのだけれど、でも、ひとりではないのだ」ということを実感したことで、とても勇気が出たことを。不器用ながらも生きていこうと思ったことを。そう実感させてくれた人がいたということを。そういう「あの日あの時」が、何度もあったことを。

悩んで悩んで苦しんで落ち込んでという時が何度もありながら、そして現在もそういう時もありながら、生きているのが好きだから生きているのは、そう思えたおかげでもある。時々忘れて、びぇぇびぇぇと泣くけれど。

だからせめて今、私は、「私はここで生きているよ」ということをこうして伝え続ける。…という面も、ある。