ユーフォニアムを説明しよう。

先日,id:dorita様作成の「ユーフォニアム吹きに50の質問」に回答してみました。質問項目原文はdorita様のサイト「SPIRIT LOOSE」(こちら)をご覧下さい。私の回答は9月6日付けのこの日記(こちら)に記述してあります。

その中に、「49.吹奏楽を全く知らない人にユーフォニアムをわかりやすく説明してあげて下さい。どうぞ! 」という項目があり、回答当時はこれまでの経験も踏まえてあのように記述したのですが、つい先日、実際に「吹奏楽を全く知らない人にユーフォニアムを説明しなければならない」場面になりました。

いや、義務ではないのです。いつものごとく「吹奏楽をしているんです」「まぁ、すごいですね!何の楽器をやっているんですか?」「(これは「吹奏楽をしている!ということで相手の気分を盛り上げたものの、楽器を恐らくご存知なくて、一気に気分を下げさせてしまう」といういつものパターンかなと申し訳なく思いつつ)いや、そんな大した楽器ではなくて、あ、あまり知られていない楽器でして…」「そうなんですか。何という名前なんですか?」「(ますます申し訳なくなりつつ)ユーフォニアムという楽器なんです…」という会話に陥ったという次第。

質問に回答したことも思い出しながら、あちらの質問に適宜答えながら、説明してみた。以下、可能な限り再現。

「あの、オーケストラとか、端にすごーく大きい楽器があるじゃないですか? あの、縦に長いおおきーいのなんですが」
「あ、ありますね」
「あれと形はよく似ているんですけれど、それをちょうどひとまわり小さくした形に一番近いんですよ。ちょっと低めの音域なんですけれど」
「え〜と、ホルンみたいな感じですか?」
「(ホルンが来たか!と思いながら)ホルン…とは少し違いますね。似ていないこともないんですけれども(注:今書きながら「似ているかなぁ」と自分で不思議になった)ホルンはこう巻いていて(と、お腹の前で円を描くように手を動かす)、こっち(と、左手で左下方を指す)に開いているんですよ。ユーフォニアムは、こう巻いていて(と、胸の前で縦の楕円を描くように手を動かす)、上に開いているんですよ」
「そうなんですか、大きさはどんな感じなんですか?」
「そうですね…ひざの上に乗るんですけれど、こんな感じ(と、適当な大きさに横長の長方形を手で描く)でしょうか」
「あ、じゃあ、意外と小さい…」
「あ、いえ、ちょっと持ち運びには苦労しますね。持ち運びには車が要る感じで。こんな感じかな…(と、多少誇大気味に横長の長方形を描く)」
「そうなんですね」

…さて、どれだけ伝わっただろうか。

ちなみに、今、会話を思い出していて、大きさを表現する時に、ハードケースに入って横長に置いている状態が頭にあったので、横長の長方形を手で描いて説明したのだけれど、よく考えると、胸の前で縦の楕円を描くように手を動かす動作をして、「上に開いている」という説明をしたのだから、縦長の長方形を手で描いて説明した方がよかったのかもしれないということに気がついた。しかし、持ち運びをする時は横にするのが普通だから、縦長の長方形を描くのは違和感が少しあって…。

ちなみに、私は会話の中では「ユーフォニウム」と言うことが多いです。何となく癖のようなものです。「ユーフォニアム」と呼ばれる方が多いでしょうか。Yahoo!で検索しても「ユーフォニウム」よりも「ユーフォニアム」の方が多いですし。

…いいんです。未確認飛行物体(つまりUFO)や、「ユニフォーム」と間違われなければ、表記上は「ユーフォーニウム」とか「ユーフォニューム」と書かれても…(やや「ヒロシ」風に)。

…いや、Euphonium吹きの意地として、それはやはり耐えられないし許しちゃおけない!! Euphoniumです。日本語表記は「ユーフォニアム」もしくは「ユーフォニウム」です。間違っても未確認飛行物体やユニフォームの一種ではありません。