いきなり次回予告4−吹奏楽編3−

いきなり次回予告を、吹奏楽における楽器でやってみる試み、第3弾。今回は、吹奏楽における金管楽器を厳選して中低音の「ユーフォニアム」「チューバ」「トロンボーン」でやってみます。なお、私はユーフォニアムを吹いている者なので、どうしてもユーフォニアムに肩入れ?したコメントになってしまうことをお許しください。

遊びモードと、本気モードの入り混じったコメントになります。

ひとつめ。

記憶を追い求め続け、遂に失われた記憶を取り戻したユーフォニアム
しかしそれは、チューバとの懐かしく、そして悲惨な思い出だった。
自ら弟のトロンボーンと決着を付けようとするチューバを、ユーフォニアムは止められるのか。
次回「記憶の終着点!」 先に見えるのは光か闇か…。
予告作成者:F−NET

ユーフォニアムが記憶喪失だったなんて…。

しかし、記憶、あるいは「思い出」のあり方は様々であるということは、嬉しくもあり悲しくもあることだと思う。同じ「思い出」でも、悲しさと懐かしさの両方が伴った感情をもって思い出されることは、あり得ることだと私は考える。それも、時間が経つにつれて、その「思い出」をどのように位置づけられるかは、変わることがある。少しだけ変わることもあり、大きく変わることもある。その意味で、私は、できる限りで、その時その時の自分の想いを日記という形で残そうと思っている(「書けない」という日も含め)。Bという地点からAの思い出を振り返ったときと、Bより時間がすすんだCからAの思い出を振り返ったときは違うかもしれない。そしてCの時には、「Aの思い出を振り返っているBの時の思い出」も、あるのだ。

しかし、ユーフォニアムに取り戻された「チューバとの懐かしく、そして悲惨な思い出」とは、何だろうか。素朴に疑問である。

また、弟のトロンボーンとチューバの間には何があったのか。そもそもチューバは兄なのか姉なのか。なぜユーフォニアムがチューバを止めに行く必要があるのか。チューバには「弟のトロンボーンと決着をつけよう」という確たる決意があるようだが、弟のトロンボーンは、いま何をしているのか。兄(姉)の決意を受けて立とうと待っているのか。それとも、兄(姉)がそんな決意を秘めているとは知らず、今日もいつも通り、せっせとスライドを伸び縮みさせているのか。

勝手に遊びで想像するに、チューバがトロンボーンに決着をつけようとする理由は以下のように(遊びで)想像される。ひとつは、チューバにはあまりまわってこないおいしいメロディーをトロンボーンに横取りされた悔しさ。ふたつめは、チューバを吹くはずだった人間をトロンボーンにもっていかれた。みっつめは、ユーフォニアムが記憶を失っている間、トロンボーンユーフォニアムは恋仲になっていたのだが、それ以前にはユーフォニアムが将来を約束した恋人はチューバであった。

ユーフォニアム吹きとしては、みっつめがいちばんうれしい。

ふたつめ。

伝説は本当だった!幻のユーフォニアムの生息場所を探る為、敢えて危険に挑むチューバとトロンボーン!!
次回「幻の園!ユーフォニアムの神秘!」をお楽しみに!
チューバ「ユーフォニアムの謎が、解かれるのか?!」
予告作成者:雷矢

「幻のユーフォニアムの生息場所」って…ユーフォニアムはそんなに希少物でもないし、幻でもないし、限定した場所に生息しているわけでもありません。ただ、「限定した場所に生息しているわけでもない」とは言い切れないかもしれない。事実、吹奏楽やブラス・バンド(ブリティッシュスタイルの金管バンド)、その他、時々ジャズの領域に出現する*1以外は、それほど…なので。

だがしかし、敢えて危険に挑んでまでチューバとトロンボーンユーフォニアムの生息場所を探索してみようとしてくれるのは、とても嬉しい。どうせなら、トランペットやクラリネットなど、他の楽器も大勢呼んでみたい*2

そして何よりも嬉しいのは、「次回」がユーフォニアムにスポットが当たることだ。一般の吹奏楽団でユーフォニアムに携わっている身としては、こんな良いチャンスはない。

で、コメントをしているのがチューバだけなのも気になる。

*1:あぁ、ユーフォニアムとジャズについても、いつか実際に聴いてみて、真剣に記述してみたいと思っていて、そのままだ。

*2:トランペットやクラリネットだと人数が多そうだなと思った。