根がのびる。

未だに、思ったことをうまく言葉にできないでいる。言葉にしようとすると本当の思いとずれるような気もして、安易に言葉にするのをおしとどめるものがあるような感じを味わっている。言葉をうしなう一方で、ここで言葉にするのをあきらめてはだめだとも思う。

それは、私が「言葉にすることで何かをしたい」と考えるところがあるからだろう。もちろん「言葉にする」ということ以外でも、できることはあると思っている。

Web上に公開される言葉(文章)と、そうでない言葉(文章)の性質は異なり、ここに書けないこともあるということを踏まえたうえで(Webでないところでも、思ったことを書きとめるようにしている)。

はてなのスタッフであるid:reikon様の日記( http://d.hatena.ne.jp/reikon/20041026 )宛のコメント欄に書いていて、私自身が気がついたこと。…と言っても、まだうまく言葉にならないのだけれど(「上手く言葉にならない」ということで逃げるつもりはない。時間はかかっても常に私なりのあり方を生きていきたい)。

はてな」オフィスにある観葉植物から「キコン」らしきものが生えてきて、それは35cmにまでのび、ものすごい存在感をアピールするようになり、リボンをつけて写真を掲載されるに至ったとか。

“根っこや芽のようなものが、未来、のびるきっかけ”は、どこかに必ずあると信じることができる。信じ続けるだけでずいぶんと気力や体力を消耗したりもするけれど、信じ続けるだけでもすごい力になる。

もしかするとダメになってしまうかもしれない。でも、“それぞれの方向でそれぞれなりにのびる可能性”があるかもしれない。それは一見“のびる”には見えず、“枯れる”とか“しずむ”とか“ちぢむ”に見えることがあったり、“のびる”までに随分時間がかかったりするのかもしれないが,“未来に届くと祈ることのできる”ような可能性を信じていたい。

未来…「未だ来ぬ」。「来るかもしれないし来ないかもしれない」。しかし「来ると祈っていたい」。

今回のことに対する「はてな」様の対応については、“はてな”にふれた人が(ユーザー登録しているか否かに関わらず)、情報やポイントを“届く”ということを祈って(誰にどう届くかは、具体的にはわからないですが)“はてな”に託すことができる。それを、ありがたいと思う。

1つ1つの芽や根を、大切にしていきたい。

今は、「私」と「私でない人」がいること、「私」もある状況でさまざまな思いを抱えて生きているように、「私でない人」も、それぞれの状況で、それぞれさまざまな思いを抱えているということを心にとめておきたい。それが“言葉”として表明できる部分はなくとも。

また後日、まとめます。