アルヴァマー序曲

アルヴァマー序曲」(J.バーンズ)(Alvamar Overture/James Barnes)。私の吹奏楽人生(←大げさ?)の原点はこの曲にあると言ってもいいかもしれない。
小学生の時に4年間やっていた合唱から離れて中学で吹奏楽部で頑張ろうと決めて、…というか入学式の時の吹奏楽部の演奏にどうしようもなく惹かれて…、吹奏楽部に入ることにした。*1
1年生だったので、楽器を手にしたのは夏。それも、私のパート(当時はTuba)は、3年生が引退するまで1年生が使える楽器が1台しかなく、2人で交代で吹いていたので、すごく「楽器が吹きたい!」「合奏に参加したい!」という思いが強かった。そんな中で、先輩たちが演奏していた曲がこの曲。憧れた。ひと聴き惚れした。絶対いつか吹きたいと思った。
一言でいうと「カッコいい」。前向きな中に、「前向きに進む」がゆえの「苦悩」も表現されているような気がして、それが私の心を惹き付けたのかもしれない。
ちなみに、テンポは限界まで速く演奏したものが好きだ。
もうひとつちなみに、数年前に、今の楽団でこの曲を演奏する機会に恵まれたのだが、譜面がTubaとは比べ物にならないほど真っ黒で(つまり吹きっぱなしで)、げ、と思った。1回通しただけでへろへろになった。でも好き。
もうひとつちなみに、「数年前に今の楽団でこの曲を演奏した」時、曲名の「アルヴァマー」が、作曲者の家の近くのゴルフ場のオーナーである「アルヴァ」さんと「マリー」さんからとった、という事実を知ったときには、さすがにコケた(中学の時に「アルヴァマー」の意味がわからなくて必死で調べたのに…)

*1:私の通っていた中学には合唱部はなかった。音楽系のクラブで存在したのは吹奏楽部と、廃部寸前のギター部のみ。で、ギターはどうも私と合わないと当時の私は思った